エリイ&せいしろう結婚pAR(a)T(a)y「LOVE is Over」

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11968766124.html
2014年12月25日

《転載開始》

えー、売れっ子の現代美術界の問題児、Chim↑pomの紅一点であります、
エリイちゃんの結婚パーティの模様を、今更ながらにブログで紹介します。

実は、今年の1月25日の深夜から朝に掛けて行われたのですが、
色々と忙しく、ブログで取り上げるのが丁度11ヶ月後になってしまいました。

関係者だけの内輪のパーティだったんですが、私は、
Chim↑pomの面々とは、Chim↑pom立ち上げ以前からの知り合いでして、
その関係で呼ばれたわけです。


エリイちゃん、おめでとうございます!!

末永くお幸せに!!

そしてこれからも、
現代美術を良い意味で引っかき回し、
物議を醸してくれる事を期待しています!!


では、時系列での画像集です。

エリィ結婚パーティ 2014.1.25 1
お相手は、せいしろうさん。
中々の男前です。
芸能人では誰に似てるかな?
沖雅也かな?(おいおい)

場所は、歌舞伎町の風林会館。


エリィ結婚パーティ 2014.1.25 2
左側は、会田誠さん。
さて、何をやるのやら・・・。


エリィ結婚パーティ 2014.1.25 3
何か、志村けんの「今のキミはピカピカに光って」みたいな事をやっています。

とは言うものの、唄っていた歌は全然違う歌でしたけど。
(何という歌かは分かりません。中島みゆきかな?)

当時は社会現象にまでなりましたけど、知らない方はこちらを↓
志村けんが真似ている映像を見つけられなかったので、
ネタ元映像のみをご覧下さい。

宮崎美子 MINOLTA X-7(1980年 ジーパン脱ぎ脱ぎ)
https://www.youtube.com/watch?v=Um1FjRFzJWQ


エリィ結婚パーティ 2014.1.25 4
エリィちゃんに弄られています。

実は、パンツまで脱がされそうになったのですが、
私はiPhoneではなく、写メーな上、撮影が速写できないので、
その様子も撮れませんでした。
なので、この他にも幾つもベストショットが撮れませんでした。


エリィ結婚パーティ 2014.1.25 5
地下アイドルユニット「ナマコプリ」(マコ・プリンシパル+ナマコラブ)
による熱唱。


エリィ結婚パーティ 2014.1.25 6
Chim↑pomリーダー、卯城竜太くん(右)と。

名コンビだと思っていたんですけど、別の人と結ばれたわけです。


エリィ結婚パーティ 2014.1.25 7
エリイちゃん結婚パーティのポスター。
如何にもって感じで。


エリィ結婚パーティ 2014.1.25 8
夜が明けるまでパーティは続きましたが、
その後朝から、市民デモのパロディで、結婚デモを行使しました。

自身の結婚を作品にするとは、体を張ってますなあ。

デモのパロディと言えば、素人の乱の「3人デモ」を思い出します。


エリィ結婚パーティ 2014.1.25 9
新宿の大ガードをくぐる結婚パーティデモ隊

エリィ結婚パーティ 2014.1.25 10
「エレクトリカルパレードで満足したことは一度もない」

この言葉は、後述する写真集「エリイはいつも気持ち悪い」(朝日出版社)
の出版記念展覧会(hiromiyoshii)の題名でもあります。

http://www.tokyoartbeat.com/event/2014/C95C

エリィ結婚パーティ 2014.1.25 11
前述の様に、速写できない写メーのため、
2人共顔が隠れていないデモ行進中のベストショットが撮れず、
一番見栄えが良いのがこの画像。


エリィ結婚パーティ 2014.1.25 12
「人を刺してはいけないヨ!!」
って、なんだこれは(岡本太郎風に)?

「しQちゃん」や、ろくでなし子さんの「ま○○ちゃん」等に代表される、
「ユルくないゆるキャラ」の一つ「ブシュッチくん」です!!

「血しぶきの妖精」という設定のゆるキャラですが、
人を傷付ける行為がこの世から無くなる事を願って創造されました。

人を傷付ける事は恥ずかしいバカバカしい事なんだという風潮を拡めれば、
誰も人を傷付ける事が無くなるのではないか?
そして平和になるのではないか?というコンセプトです。


エリィ結婚パーティ 2014.1.25 13
後述する、エリイちゃんの写真集「エリイはいつも気持ち悪い」(朝日出版社)
に「ブシュッチくん」プラカードを撮影した写真が掲載されています。

頁番号が振っていないので、何ページにあるのか分かりません。
電話帳みたいに分厚い本ですが、探し出してみてくださいね。


エリイはいつも気持ち悪い
「エリイはいつも気持ち悪い」(朝日出版社)の表紙はコチラ↑

警察官達とのコラボが中々様になっていると思います。


エリィ結婚パーティ 2014.1.25 14
新宿アイランドの「LOVE」がゴール地点。

「絵」になるなあ!!

関係者の皆様、及び、デモに付き合わされた警官の皆様、お疲れ様でした!!


※通行人などの無関係な方の「目線」は、敢えて入れていませんが、
もしここに写っている方で「顔を隠して欲しい」という要望がございましたら、
ご希望に応えますので、その場合、コメント欄にてその要望を書いてください。






そういえば、今日はクリスマスという事で、
こんな興味深い記事を見つけたんですが・・・↓

http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-291.html
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1439.html

「ニムロド」(Nimrod)ですって。

この話がもし本当だったら凄いですね。

好奇心旺盛な私は、この手の「謎と不思議」系の話が大好きですから。

まあそれはともかく、1人1人が、自分のクリスマスを愉しめば良いと思います。


《転載終了》
  1. 2015/12/15(火)|
  2. └ 他人のアート

【極私的漫画史】漫画的表現の源流を独自に探る試み - その2

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12100489085.html
2015年11月29日

《転載開始》

2015年11月15日に書いた、
【極私的漫画史】漫画的表現の源流を独自に探る試み - その1
という記事の続編です。

記事の概要ですが、
所謂「漫画」のまともに無かった時代に描かれた絵で、
現代漫画を彷彿とさせる表現や絵柄の作品を、
色々と紹介しようという試みです。

因みに私は、漫画史や美術史については、
専門家と言える程のしっかりした知識は持ち合わせていません。

あくまで主観的に、
「現代漫画としか思えない絵柄だなあ」
と観ていて驚いたものを紹介するわけです。

それでは行きます。

・・・っと、その前に、前菜としてこんな作品を・・・。


伊藤若冲 猿猴捕月図
猿猴捕月図
伊藤若冲(1716-1800年)

「江戸時代のリラックマ」の異名を持っています。
伊藤若冲 猿猴捕月図 江戸時代のリラックマ by itou jakuchu - monomonoshiimono - Tumblr





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テドール・セヴェリン・キッテルセン(1857-1914年)
Theodor Severin Kittelsen


Har dyrene sjæl 1
(画像はコチラから)For tidlig nedkomst
Har dyrene sjæl 2
(画像はコチラから)archive-ru.com: kittelsen.ru - Theodor Kittelsen
動物は魂を持っているか?(1893年) - 上2図とも
Har dyrene sjæl? (Har dyrene sjel?)


テオドール・キッテルセンは、
19世紀末から20世紀初頭に活躍した、ノルウェーの画家です。

Wikipediaによると、
「ノルウェーで最も人気のある画家の一人」
だそうです。

テオドール・キッテルセン - Wikipedia

この画家は、私が以前よりお気に入りの画家で、
主に、自然を描いた絵画(風景画)や伝説、説話の絵画、
中でもとりわけ、ノルウェーの伝承に登場する、
妖精、トロール(Troll)の絵で有名です。


Kittelsen Nøkken
(画像はWikipediaから)
ネッケン(1887-1892年)
Nøkken


ヨハン・スヴェンセンのCDジャケットに、
キッテルセンのトロールの絵が時々使われたりしています。

私がキッテルセンを気に入った理由というのは、
彼のトロールの絵を見ていると、
水木しげるの描く細密な妖怪絵を思い出すからです。

私は彼の事を「ノルウェーの水木しげる」と呼んでいます。

で、キッテルセンの絵を色々と見ている中で、
以下に示す絵がありました。


Dans i Maaneglans
(画像はコチラから)Wikimedia
月光下の踊り(1901年)
Dans i Maaneglans


動物たちが躍動感を見せる絵ですが、他にも、
マンガチックだなあと思う様な作品が色々とあったのです。

なので、「もしや」と思っていたのです。

そうしたら、キッテルセン紹介記事の冒頭に示した、
『動物は魂を持っているか?』の存在を知ったのです。

私の「直感」は間違っていなかったのですが、
正直言って、驚きました。

通常、19世紀の漫画(諷刺画)というと、2頭身や3頭身だけど、
顔は特にデフォルメされておらず、
リアルな感じというイメージだと思うのですが、
この作品は、思いっきり現代漫画風な絵柄です。

特に2枚目は、齣枠をはみ出していたり、
キャラクターが活き活きと躍動感に溢れています。

何かこう、19世紀末に描かれた様には見えないのです。
20世紀後半以降に描かれた様に、私の目には映りました。

そして一番目を引いたのが、目が「縦気味」な所です。

目が縦気味の描写は、
それ以前から諷刺画などであったのですが、
(驚きの表情で目を剥いている描写など)
キッテルセンの「縦目」は、20世紀以降、
漫画の世界で当たり前の様に描かれる様になった、
「楕円の縦目」なのですね。

以前、「日本の漫画はどうして目を大きく描くのか?」
と欧米人が疑問に思ったみたいな話があったと思います。

で、結局は、
「目を大きく描く事で魅力や説得力を持たせているのだ」
と理解してくれた様です。

また動物は、種類によっては、
元から大きくてクリッとした漫画の様な目を持っているものもいます。

しかし、キッテルセンの
『動物は魂を持っているか?』
に登場するキャラクターの目は、
そういうのを差し引いても、「漫画の目」なのですね。

瞳の描き方が、独特なのです。
黒目は光が反射して「C」の形になっていますが、
これは、パックマンの様な形の黒目の先駆けの様にも思いましたが、
どうでしょうか?

『動物は魂を持っているか?』
のアルファベットの題名を2種類示しましたが、最初のは、
キッテルセンによる表記に従ったもので、デンマーク語と思われます。

というのも、昔のノルウェー語は、
デンマーク語の影響力が強かったからです。
括弧内のは、ノルウェー語のブックモール表記です。

「コミック・ストリップ」の実質的元祖と見做されているのは、

『カッツェンジャマー・キッズ』(The Katzenjammer Kids)1897年
と言われ、また、
『イエロー・キッド』(The Yellow Kid)1895年
もその様に見做される事もあるそうですが、
『動物は魂を持っているか?』はこれらよりも先です。

コミック・ストリップ - Wikipedia

しかし、Wikipediaには「イエロー・キッド」よりも更に早い、
『ザ・リトル・ベアーズ』(The Little Bears)1892年
というコミック・ストリップがあるとも出ていて、
『動物は魂を持っているか?』よりも僅かに先でした。
(この作品については、後述します)

The Little Bears - Wikipedia English

因みに、大きな楕円の縦目がはっきりと出ている絵です↓

Omfavnelse
(画像はコチラから)Omfavnelse by Theodor Kittelsen on artnet
抱擁
Omfavnelse


悪魔(?)の目が、思いっきり「縦」ですねェ・・・。

と、こんなわけで、キッテルセンの作品を紹介しましたが、
日本の美術館で展示されているのでしょうか?

よく分からないのですが、少なくとも、画集は出版されている様です。


ノルウェー トロルのふるさと
『ノルウェー トロルのふるさと』(MEDUSA)
ノルウェートロルのふるさと - 古本買取販売 ハモニカ古書店
1993年の出版だそうですが、現在は絶版だそうです。

因みに、キッテルセンは、昨年(2014年)に没後100年だったので、
昨年弊ブログで取り上げれば良かったなあと思っていますが、
地元では記念イベントが行われていたのかどうかについては、
ちょっと分かりませんでした。


Theodor Severin Kittelsen
(画像はWikipediaより)
キッテルセンの自画像(1888年)
Selvportrett






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ポール=ジョゼフ・アドル(1835-1875年)
Paul-Joseph Hadol


Carte drôlatique d’Europe pour 1870-1
(画像はWikipediaより)
1870年のために描いたヨーロッパの新しい地図
Nouvelle carte de l'Europe dressée pour 1870


フランスの諷刺画家、イラストレーター、広告デザイナー。
Paul Hadol - Wikipedia Français

当時のヨーロッパ諸国の状況を漫画風に表したもので、
人や動物の仕草を、領土の形に上手く当てはめています。

この手の絵は色々とあると思うのですが、
もしかしたら、コレが元祖なんでしょうか?
(断言はしません)

私が驚いたのは、1870年頃に描かれたにしては、
絵柄がかなり所謂「漫画風」にデフォルメされている所。


Carte drôlatique d’Europe pour 1870-2


目がクリッとしていて、如何にも、
20世紀初頭のアメリカの漫画、アニメキャラクターみたいな?

「ベティ・ブーブ」と共演させても違和感無い感じ?

でも、アドルのその他の作品を画像検索で調べたものの、
「これは」と思う物を見つけられませんでした。

実在の人物の胴体を動物にした諷刺画が殆ど。

こういう絵柄でもっと他にも色々描いて欲しかったですね。

40歳の若さで亡くなったのが何とも残念です。






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J・J・グランヴィル(1803-1847年)
J.J. Grandville


Le Peuple livré aux impôts suceurs dans la grande fosse du budjet-1
Le Peuple livré aux impôts suceurs dans la grande fosse du budjet-2
(画像はコチラから)SC 2004:19-10 - Five College Museums Collections Database
予算の檻のなかで税金を吸い上げる怪物の餌食にされる人々(1833年)
Le Peuple livré aux impôts suceurs dans la grande fosse du budget
Le volvace
(画像はコチラから)Photos of The Mythical Zoo - The volvoce by J. J. Grandville
ヴォルヴァス - 1833年流行のコレラを怪物にしてみた
Le Volvace, comme le choléra en 1833
(※ネット上には「Volvoce」「Volvox」表記もあり混乱気味)


La fosse aux doublivores
(画像はコチラから)Teleleli - A-Political.
双頭獣の檻 - 「もうひとつの世界」より
La fosse aux doublivores


19世紀前半に活躍した諷刺画家。

若い頃に、胴体は人間だが首から上が動物で描かれる、

『現代版変身譚』(Les Métamorphoses du jour)1828-1829年
で名声を確立。
(私は『フランス版鳥獣戯画』と勝手に命名)


後年は、諷刺画から幻想的な作風へと変化し、
花の擬人化である、

『花の幻想』(Les Fleurs animées)1847年
(日本で出版されています)などを制作。

『もうひとつの世界』(Un autre monde)1844年
の幻想的な作風は、
シュルレアリスムの先駆けと思われる。

晩年(といっても40代)は、作品が理解されず、
愛する家族が亡くなるなど不幸が続いたため、
心を病み、精神病院で亡くなる。

グランヴィルは、
恐らく隠れ(?)ファンとか結構いそうな気がします。

私は、

『諷刺の毒』(埼玉県立近代美術館)1992年
という展覧会で初めて知ってファンになり、
いつかは、グランヴィルだけの展覧会でも開催して欲しい、
と願っていたところ、その19年後に、念願の、

『グランヴィル-19世紀フランス幻想版画展』(練馬区立美術館)2011年
が開催されました。

その時の鑑賞記を記しています。

J.J.グランヴィル展(J.J.Grandville)練馬区立美術館(20年ぶりの再会)
2011年4月6日

擬人化された動物漫画好き(要はケモナー)という理由で、
グランヴィルが好きというのもあるのですが、その他にも、
「ウルトラ怪獣」の先駆けみたいなデザインも行っており、
彼の想像力妄想力の凄まじさは正直羨ましいと思っております。

そういうわけで、ウルトラ怪獣の様な作品を集めてみました。

この一つ前の記事では、自作の架空動物を紹介しましたが、
それとも内容的に関連すると思います。

【絵画・イラスト】幻想生物シリーズ Fantastic Animal Series (再掲)

つまり、グランヴィルは「私の先輩」という所でしょうかね。

でも、グランヴィルを超えよう等とは思いませんし、
彼の足許にも遠く及ばないかも知れませんが、
架空生物が上手くデザイン出来ればいいなと思っております。


J.J. Grandville.jpg
(画像はWikipediaより)
グランヴィルの肖像画 - 画:エミール・ラサール(1840年)
Portrait par Émile Lassalle






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ジミー・スウィナートン(1875-1974年)
Jimmy Swinnerton


Little California Bears1892
(画像はコチラから)The Little Bears - Wikipedia English
リトル・ベアーズ(1892年)
The Little Bears


スウィナートンは、アメリカの一番最初の漫画家なのでしょうか?

そして、アメリカの一番最初の漫画が『リトル・ベアー』なのでしょうか?

1892年の時点で、今と変わらない漫画の絵柄を確立していますね!!

しかも、1875年生まれなので、
若干17歳位で描いたという事になります。

ちゃんと吹き出しもあるし。

そして更に、衝撃的なのが・・・↓


Music in Ararat Park - 1
Music in Ararat Park - 2
(画像はコチラから)Comic Strips: Jimmy Swinnerton - AnimationResources.org
アララト公園の音楽
Music in Ararat Park


「―02」の表記が「1902年」を意味するのかどうかはよく分かりませんが、
もしそうだとすれば、今と殆ど変わらない擬人化動物漫画を、
20世紀も始まったばかりの頃に既に描いていたという事になります。

色々と驚きの連続です!!


Jimmy Swinnerton
(画像はコチラから)Jimmy Swinnerton - Bodega Bay Heritage Gallery
スウィナートンの肖像写真





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というわけで、漫画的描写で、
時代を先駆けているのではないかと
私が勝手に思いこんでいるものや、
ウルトラ怪獣の先駆けみたいなものをご紹介いたしました。

次回は一応最終回のつもりですが、
もしネタをその後も見つけたら、
その後もこのシリーズを続けるつもりです。

次回は「中世・古代編」となります。

古代にも、現代漫画っぽい絵柄の絵があるのです。

これにも正直驚いたのですが・・・。


《転載終了》
  1. 2015/11/30(月)|
  2. └ 他人のアート

【極私的漫画史】漫画的表現の源流を独自に探る試み - その1

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12095785587.html
2015年11月15日

《転載開始》

「漫画の歴史」について、色々と思う事を書かせて戴きます。

私は、色んな作品を、色んな場所で拝見するのですが、
時として「これは」と思うものに出会います。

しかし、それについて、
他の人はどう思っているのか調べてみても、
意外と誰も述べていなかったりします。

「かなり重要なのかも知れないのに・・・」
と、直感で思ったりするのですが、いかんせん私は、
美術史や漫画史について、専門的に学んだ事がありません。

つまみ食い的な知識しかありませんし、
本当に重要なものなのかどうかも分かりません。

でも、取り敢えず「こういうのがあるのですけど・・・」
みたいに紹介する位は良いのではないかと思いました。

思い違いなのであれば、思い違いとして、
認識を改めれば良いだけですから。

まあ、専門家ではない者の強みではあります。
(そうやって無名のクラシック音楽の作曲家を紹介してきた訳ですし)

なので、色々と見知った
「時代の先を行っているのかも知れない漫画的表現」
について、紹介したいと思います。






因みに、「日本の先駆的漫画的表現」については、
色々と知られている事と思いますので、除外します。

例えば、ゆるキャラ風の絵を描いた仙厓義梵(1750-1837年)や、
18世紀のリラックマ?伊藤若冲の『猿猴捕月図』、
鳥獣戯画、北斎漫画、鳥羽絵、などです。

只、小林永濯(1843-1890)による

『菅原道真天拝山祈祷図』1860-1890年頃
だけは、幾分知名度が低そうなので、ここに貼らせて戴きました。

菅原道真天拝山祈祷図
(画像はこちらから)ダブル・インパクト 明治ニッポンの美|展覧会の構成:第4章

「劇画的表現」であると一部で評判です。





ヴィルヘルム・ブッシュ
Wilhelm Busch
1832-1907年

ドイツの風刺画家、画家、詩人。

1865年に出版された絵本
『マックスとモーリッツ』(Max und Moritz)
は、19世紀半ばにして既に、
現代漫画風のデフォルメされた絵柄をものにしており、
登場人物の体の動きも躍動感が感じられるため、
漫画史に於いて重要な作品と見做されています。

また、ルドルフ・ダークス(Rudolph Dirks)により
1897年に登場した、最初期のコミック・ストリップ
『カッツェンジャマー・キッズ』(The Katzenjammer Kids)
にも直接影響を与えているのだそうです。


日本への進出は、
1887年に『WAMPAKU MONOGATARI』の題で、
渋谷新次郎や小柳津要人によりローマ字訳されたものが
出版されたとのことです。

マックスとモーリッツ - Wikipedia

その作品の一場面ですが、こちらをご覧ください↓

Max und Moritz 1

目玉が渦を巻いています。
「渦巻き目玉」表現の元祖でしょうか?


それから同じく「マックスとモーリッツ」より↓

Max und Moritz 2
(画像はコチラから)Vier von 7.195 Texten :: eigenmensch.as

爆発の場面ですが、
現代漫画ではお馴染みの「集中線」が使われています。
当時、こういう表現は他にありましたかね?


まあ少なくとも日本では、葛飾北斎が既に、
『椿説弓張月』1807-1811年
の挿絵の中で集中線を描いており、

Best of 北斎挿し絵 - がじゅまるの樹の下で。
歌川国芳も、1847年頃に、
『甲越勇将伝 武田家廿四将 三討死之内 諸角豊後守昌清』
の中で集中線を使っているのですが。

【これが150年前!?】幕末の浮世絵がクール過ぎて圧倒される【まさに神】 - 幕末ガイド

ヨーロッパでは、アルブレヒト・デューラーの
『メランコリア』(Melencolia)1514年
に集中線がありますけど、光を表わす表現の様です。


因みに、私は以前、
「ほるぷクラシック絵本」シリーズ(訳:ささき たづこ)の
『マックスとモーリッツ』を所有していたのですが、
引っ越す時に手放してしまいました。

後でその事を凄く悔やんだというのは、言うまでもありません。




それから、同年(1865年)に制作された
『名人芸』(Virtuos)
という、ピアノの超絶的演奏を漫画風に表現した作品がありますが、
こちらをご覧ください↓


Wilhelm Busch Virtuos 1
(画像はコチラから)Pinterest

Wilhelm Busch Virtuos 2
(画像はコチラから)Wilhelm Busch - konkykru.com

「目玉飛び出」表現の元祖でしょうか?

音符が飛びまわる事で、音の視覚化表現も行っています。

また、「千手観音の様に複数の手を描いています」が、
これは、フランツ・リストの名人芸的ピアノ演奏の諷刺画として
よく用いられる表現ですけど、
後の漫画の表現やアニメーションを予告するものです。


同じく『名人芸』より↓

Wilhelm Busch Virtuos 3
(画像はコチラから)Wilhelm Busch - konkykru.com

こちらでは、両足が螺旋を描いてお互い絡み合っています。
こんな表現を、1865年に行っていたわけですね。

因みに、今年は『マックスとモーリッツ』生誕150周年なのですが、
地元ドイツでは、何か記念イベントでも行われているのでしょうか?

150周年を記念したイベントのサイトの様です↓

150 Jahre Max Moritz aus Schaumburg

ショプフハイム市立博物館(Städtische Museum Schopfheim)
での記念展覧会のポスターでしょうか?↓


150 Jahre Max und Moritz
(画像はコチラから)Stadt Schopfheim | Startseite

色々と行われている様ですね。

で、150周年行事について、
日本語で紹介している記事があるのかどうか調べてみました。

ヴィルヘルム・ブッシュ・ミュージアムで「『マックスとモーリッツ』からのドイツ・マンガ150年展」開催

出版は1865年ですが、
草稿が描かれたのが1864年頃だそうなので、
記念行事は2014年から行われている様ですね。




実は、ヴィルヘルム・ブッシュ紹介記事は、
過去にも幾つか書いております。

ヴィルヘルム・ブッシュ(Wilhelm Busch)現代漫画の元祖の一人
2009年5月15日
ヴィルヘルム・ブッシュ(Wilhelm Busch)ディズニーを先取りした男
2008年12月8日
ヴィルヘルム・ブッシュ(Wilhelm Busch)ドイツの手塚治虫
2008年11月4日

「ディズニーを先取りした男」とか「ドイツの手塚治虫」という表現、
今見るととても恥ずかしい不適切な表現かも知れません。

まあ、青臭かった事に免じてお許しを・・・。
(今でも心がとっても青臭いですけど)






というわけで、取り敢えずはここまでにしておきます。

いっぺんに全部出そうかと思いましたが、
そうすると記事が長くなり過ぎてしまう事が分かったため、
何回かに分けて出す事にしました。

次回をお楽しみに!!

《転載終了》
  1. 2015/11/15(日)|
  2. └ 他人のアート

【展覧会】オランダのアウトサイダー・アート展 アール・ブリュット展

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12073883353.html
2015年9月16日

《転載開始》

自作品と海外アニメと無名クラシック音楽
の紹介ばかりに力を入れていますが、
一応弊ブログは「アート系ブログ」ですので、
たまには珍しい海外の展覧会の紹介記事でも書こうかと思います。

「アウトサイダーアート」(Outsider Art)や
「アールブリュット」(Art Brut)関連の展覧会の紹介ですが、
一応、今年3月には、
海外のアウトサイダー・アート、アール・ブリュットの展覧会(2015年上半期)
という記事を書いております。

久々に、
海外の「アウトサイダー・アート」や「アール・ブリュット」
について検索していたら、
オランダでアール・ブリュットの展覧会が開催中である事を知りました。

オランダのアール・ブリュットは、日本ではとても珍しいと思います。

ヴィレム・ファン・ヘンク(Willem van Genk)
以外、日本では全く紹介されていない気がします。






Art Brut Biënnale 2015

アールブリュット・ビエンナーレ2015
Art Brut Biënnale 2015


会期:2015年9月11~20日
会場:ハゼメイエル・ヘンヘロー(Hazemeijer Hengelo)

《参加作家》 - オランダ

ヤネミーク・トゥッケル(Jannemiek Tukker)
モニーク・ファン・デフェンテル(Monique van Deventer)
マルクス・ミュレル(Markus Meurer)
ニールス・ブレンデルマン(Niels Blenderman)
アルトゥール・プリンス(Arthur Prins)
エディ・テインク(Eddie Tijink)
ヘイス・アンブロースィウス(Gijs Ambrosius)
ヴィリー・ベックマン(Willie Beckman)

《参加作家》 - イギリス(ヘンリー・ボクサー・ギャラリー より)
ジョエル・ローラン(Joël Lorand)
ドナルド・パス(Donald Pass)
メフルダド・ラシディ(Mehrdad Rashidi)
ローズマリー・カーソン(Rosemary Carson)


各作家の作品画像はコチラをご覧ください。

《アールブリュット・ビエンナーレ2015 公式サイト》
http://www.artbrutbiennale.nl/
《ハゼメイエル・ヘンヘロー 公式サイト》
http://www.hazemeijerhengelo.nl/

20日までなので、急いで紹介しようと思いました。

とは言うものの、今日を入れなければあと4日しか無いので、
旅客機の空きが無ければ観に行かれないと思います。

オランダは日本でも存在感の大きい国ですが、
それにしては、展覧会場の「ハゼメイエル・ヘンヘロー」共々、
まだまだ日本では知られていないものがいっぱいあるのでしょうね。

取り敢えず、参加作家の中で気になる人の作品をば・・・。


Jannemiek Tukker
(画像はMuseum voor Hedendaagse Hengelose Kunstより拝借)

ヤネミーク・トゥッケルが気になりました。

作風は色々とある様ですが、何だか「無音の悪夢の世界」みたいな、
(この表現適切かどうか分かりません)絵を描いてらっしゃいます。

それから、オランダの作家では無いのですが、
ヘンリー・ボクサー・ギャラリー(Henry Boxer Gallery)から、
この展覧会に参加しているフランスの作家、
ジョエル・ローランの作品もとても気になりました。


Joël Lorand
(画像はforum des enclumésより拝借)

異様に細かいですねェ~!!

上の画像は、フランスの、
ギャルリー・グラン・リュ(Galerie Grand'rue)
で1994年に開催された時のポスターの様です。

あと、同じ展覧会参加のイギリスの作家、
ドナルド・パスの作品も気になりました。


Donald Pass
(画像はAt the Center, Stillnessより拝借)

何だか天使っぽい絵なのですが、異様な雰囲気を感じます。

題名は『大天使ガブリエルの到着』(Arrival of Archangel Gabriel)だそうです。

その他、顔が色んな所に付いている、メフルダド・ラシディの作品や、
印象派っぽいんだけど何だかヒリヒリと気持ち悪い、
ローズマリー・カーソンの作品も、とても気になりました。






実は、オランダではもう一つ、
アウトサイダー・アートの展覧会が開催中です!!


アウトサイダーアート - 枠の外の創造性
Outsider Art - Creativiteit buiten de kaders


会期:2015年6月13日~10月4日
会場:デン・ハーグ市美術館(Gemeentemuseum Den Haag)


《参加作家》
マッジ・ギル(Madge Gill)
アンナ・ゼマーンコヴァー(Anna Zemánková)
マルク・ラミー(Marc Lamy)
ローズマリー・コッチー(Rosemarie Koczy)
ヴィレム・ファン・ヘンク(Willem van Genk)
ベルトゥス・ヨンケルス(Bertus Jonkers)

《デン・ハーグ市美術館公式サイトより 展覧会情報頁》

http://www.gemeentemuseum.nl/outsider-art

この展覧会のポスターって、無いんでしょうかね?

それはともかく、10月まで開催しております。

こちらの方は、マッジ・ギルや、ゼマーンコヴァー、マルク・ラミー等、
知名度の高い作家が多目ですし、オランダのヘンクもいます。

「ヘンク」は、「ゲンク」表記が一般化していますが。

「ローズマリー・コッチー」(1939-2007)は、
「コーツィー」という名前で既に日本で知られています。

というのも、作品集が日本で出版されているからです。

経帷子の織人 ホロコーストのトラウマを生き抜いたアーティスト ローズマリー・コーツィー作品集

ローズマリー・コーツィー

ドイツの作家ですが、ホロコーストを生き延びたという経歴が凄いです。
Rosemarie Koczy - Wikipedia English

その体験が、作品に反映されている様です。

名前からしてチェコ系っぽいですが、ユダヤ系だそうです。

「Koczÿ」という風に、
「y」にウムラウトだかトレマの様な記号が付いている綴りもあるのですが、
正しい綴りはどうなんでしょうか?

今回初めて知った作家の一人、
「ベルトゥス・ヨンケルス」(1920-2001)は、
平面作品も手掛けますが、

Bertus jonkers 1920-2001 - Kunsthandel Marcel Gieling
主に、建物の模型の様な作品を作っている様です。




Bertus Jonkers
(画像はDe Stadshofより)

船の模型の様なものも作っている様です。
Kunstzaken - Mijnkeuze

とまあ、こんな感じで、オランダも中々やるなと思いました。

《転載終了》
  1. 2015/11/02(月)|
  2. └ 他人のアート

アールブリュット立川2015 日本のヴィオラ音楽傑作集 千葉詩亭 鑑賞記

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12085934406.html
《転載開始》

ブログにコメントをよくくださる血まみれマリーさんより、

「アールブリュット立川2015」
という展覧会の存在を教えられ、また、少し遅れて、
ブロ友である、可愛いオヤジーンズさん(これでも女性です)
からもこの展覧会のレポートをお願いしますとの要望があったので、
レポートいたします。


アールブリュット立川 1

「アールブリュット立川」は、10月18日が最終日ですので、
現在は終了しております。

伊勢丹立川店の5階で開催されていました。

私は最終日の18日に行きました。

最初、よく分からなかったので、
7階催し物会場に行ってしまいました。

そこでは、京都の物産展が開催されていました。

改めて調べてみて、5階で開催されているという事が分かり、
早速5階へ行ってみました。

会場は、それほど大きくは無かったですが、
小さすぎてもおりませんでした。

規模がどんな感じだったのか、会場風景がどんな感じだったのか、
ご覧いただくために、その画像を示したいと思います。


アールブリュット立川 2

会場入口付近からの撮影なのですが、写っている空間の左側にも、
写っている空間と同じくらいの大きさの空間があります。

つまり、写っている空間よりも更に倍の広さがあるのです。

「撮影可」との事だったので、許可を戴いて撮影したのですけど、
ブログにその画像を上げて良いのかどうかについては、
権利の問題もあって、快く「どうぞ」とは言えない様でした。

まあ、係員さんの心苦しさも凄く分かるのです。
「板挟み」になりやすいですよね。

私も一応、会場の雰囲気を伝えたかっただけなので、
作品は小さく写っている分には、大丈夫だと思ったのです。

なので、個人的な判断で、会場風景の画像を出しました。

プライバシー保護を考えて、
極力顔が写りこまない様なタイミングで撮影しました。

目線とか入れるのって、何だか個人的には余り好きではないので。

ブログ辺りで既に作品の画像を出してしまっている人もいるそうです。

作品の画像をデカデカと出しているのか、
私みたいに会場風景のみなのかまでは知りませんが。

これは恐らく、「撮影可」と出ていたから、
ブログに上げても大丈夫だろうと判断したのでしょう。

関係者も、「宣伝になるから」と、多目に見ているそうです。



考えてもみれば、
アール・ブリュットやアウトサイダー・アートの作家さんは、
基本的に著作権を意識しません。
(※フェルディナン・シュヴァルが、
「理想宮」の観覧料を取っていたという話も何かで目にしましたが、
これは珍しい例)

そこが、通常のアーティストとの大きな違いの一つです。

アールブリュットやアウトサイダーアートで権利の事を考えているのは、
健常者のサポーターや、親御さんですよね。

でも、作者自身はその事に無頓着ですよ。

展示作品の中では、
触っても損壊する危険性がまず無い陶器製の作品なら、
自由に触れても良いと出ていました。

そこに、飾らない自由な姿勢というものが出ていて、大変共感しました。

私がつくづく思うのは、アールブリュットやアウトサイダーアートの作家は、
お膳立てをしてくれる人のお蔭で発表の場を与えられたわけで、
もしそういう機会が与えられなければ、周囲から違和感の目で見られたり、
酷い場合にはバカにされているだけだったと思います。

この事によって私は、普段周囲からバカにされている様な人が、
実は物凄い才能を秘めているのではないか?
と考えてみるのも大事なのではないかと思う様になりました。

例えば、「サヴァン症候群」ってあるじゃないですか。

勿論、周囲からバカにされている様な人だけど、
特に何か優れた才能を秘めているというわけでも無い人も、
当然いるでしょう。

でも、人を馬鹿にするとか、見下すとか、そういう事をしてはいけない、
相手を尊重しなければならない、というのを、
アールブリュットやアウトサイダーアートの作家を見ていて、
改めて思い知ったのです。

「自分がされて嫌だと思う事を人にしてはいけない」

「人を表面だけで判断してはいけない」

という姿勢はとても大事ですね。

私も、幼少時に発達障害を疑われて検査をさせられた上に、
若い頃にも「ヘンなヤツ」とバカにされてきた人間ですので、
尚更そう思いました。

そうしないと、口の達者な人、世渡りの上手な人、
自己表現の巧みな人ばかりが良い思いをする世の中になります。

正直だけど誤解される人がバカを見て、
口の上手い詐欺師が良い思いをする事になります。

身体障碍や知的障碍を持った人は、
目に見えて分かるので大事にされるけど、
知能に問題は無いけど発達障害が疑われている様な人は、
自分でも訳の分からない誤解を受けるので、本当に悲惨です。



話が脱線したので戻します。

5階会場のみならず、3~6階のエスカレーター脇でも
作品が展示されていました。

その階を訪れたついでに買い物でもしてくれたら、
という意図もあるのかも知れません。

その他、2階出入り口脇でも展示していました。

人が乗れるくらい巨大な蒸気機関車のオブジェや、
衣服などが展示されていました。

しかし、2階の作品は撮影不可だそうですので、画像はありません。

特に印象深かったのは、衣服の作品。

絞り染めっぽいのですが、
網の様な化学繊維の布に絞り染めを施しています。

絞った部分が、
まるでシーツを被ってオバケに扮している人の頭の部分の様な感じに
出っ張っていて、それが幾つも形成されていて、
見た事が無い様なデザインです。

絞り染めの絞った部分を均さずに出っ張ったままにしておく様な感じ、
と言えば、分かりますか?

係の人の説明によれば、山本寛斎がとても気に入ったそうで、
ファッションショーでモデルの人に着せて出場させたとか。






日本のヴィオラ音楽傑作集
アンドレイス・ユルヤーンス(Andrejs Jurjāns)(2)ラトヴィアの作曲家
で告知した演奏会の鑑賞記を書きます。

「アールブリュット立川」を鑑賞したその足で大久保の会場へ。

会場は、新大久保駅近くの「スペース Do」でした。

新大久保と言えば、韓流の聖地だったと思いますが、
今はあれやこれやで勢いが弱まっている様ですね。

全盛期と比べてどれくらい韓流の勢いが弱まっているのか、
訪れたついでに調べてみようかとも思いましたが、
大久保を訪れたのは実に10年振りで、
全盛期だった頃は全く近寄った事が無かったので、
調べようがありませんでした。

演奏会の感想ですが、全体的に、モダニズムの要素が強く、
美しいメロディのロマン派が好みの方には余りお薦めできません。

でも、通な方には大変お薦めな演奏会でした。

技巧性が高い難曲が多く、演奏者はさぞ大変だったろうと思います。

しかも、幻の
矢代秋雄の「ヴィオラとピアノのためのソナタ」
が発掘されてこの時に初演もされており、その他にも、
この演奏会で初演された作品もあります。

日本の音楽史的に重要な演奏会でもあったわけです。

そのためなのか、収容人数100人が定員なのですけど、
満席どころか、それ以上お客さんが入ってきて混雑していました。

この演奏は、後日CD化されるそうです。



この演奏会は、日本のクラシック音楽を専門に演奏する管弦楽団、
オーケストラ・トリプティークの、言わば、スピンオフの演奏会です。

日本のクラシック音楽は、一般的には殆ど注目されません。

つまり、オーケストラ・トリプティークは、
オーケストラ《エクセルシス》や、オーケストラ・ナデージダ等と共に、
通常は殆ど演奏されない作品を演奏するオーケストラの一つという事です。

そのため、「世界初演」や「日本初演」の演奏の機会の頻度が高く、
歴史的演奏に立ち会えるという凄さがあります。






千葉詩亭
今年5月23日~6月21日に、
【展覧会】バカート展ビヨンド - バカート展第2弾!
というグループ展が、
千葉の「TREASURE RIVER book cafe」で開催されましたが、
同所で10月18日に「千葉詩亭」という、
詩の朗読を中心に自由に表現が出来るイベントが開催されました。

「日本のヴィオラ音楽傑作集」を鑑賞した後、
その足で総武線に乗って千葉を目指しました。

会場を出たのが18時近くであったため、途中参加となるのは確実でした。

私が到着した時、終盤近くだった様で、
リーダーの方が最後の朗読をしていました。

私はこの時初参加だったのですが、
バカート展に参加した友人の画家の桜井くんは、
前々回の千葉詩亭以来今回が2回目。

バカートの主催者である右田さんは、古くからの参加者。

この千葉詩亭は、6年前から続いているそうですが、
前述の通り、詩の朗読だけではなく、
様々な表現が出来る自由な表現の場の様です。

私は、2つの催し物に赴いてから来たという事もあり、
特に何かを用意してはいませんでした。

初めてだったのでよく分からなかったからというのも大きいです。

次回は、12月の第3日曜日を予定しているそうで、
次回からは、何かネタを持ってきて披露できれば、と思います。



えーと、「バカート展ビヨンド」で私はどんな作品を発表していたのか?
YouTubeにその作品を上げたので、ご覧戴けると嬉しいです。


ルイヴィトン作業着男 表参道をゆく!!
https://www.youtube.com/watch?v=8aGbYOs2PMQ


ルイヴィトン作業着男 銀座にあらわる!!
https://www.youtube.com/watch?v=FIQ5XgO9tgI


勘違いしては困るのは、
私はブランドを批判しているのでは決して無いという事です。

ブランドがブランド足りうる理由、それは、丈夫で長持ちするという所。

そこに、ブランドの存在意義、素晴らしさがあります。

靴にしてもそうではないですか。

ブランド製品の値段が高価なのは、丈夫で長持ちする素材、
丈夫で長持ちさせるための技術研究の労力等が込められているから、
その対価として割高となるのですね。

そこを、単に名前だけにこだわって購入なさる方が、
割と少なくないのかなぁ?と疑問に思ったのですね。

勿論、本物のセレブというのは、家財道具を滅多に買い換えず、
古いものを大事にしますし、ブランドものを買うにしても、
丈夫で長持ちするかどうかを意識していると思います。

対して、高価なもので身を固めている人は、
見栄っぱりの成金であるともよく聞きます。

別に、それを良いとも悪いもと言うつもりはありませんが。

また、ルイ・ヴィトンは最近、
エスパス ルイ・ヴィトン東京(Espace Louis Vuitton Tokyo)や、
フォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)など、
現代美術の展示場、美術館も作っているため、
現代美術に対する深いご理解がある様で、
私のこの表現も、多分多目に見てくれる筈です(だといいなァ・・・)。

《転載終了》
  1. 2015/10/20(火)|
  2. └ 他人のアート
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