【絵画】ぼくのかんがえたかにこうせん - 習作(子どもの発想シリーズ)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12130735432.html
2016年2月20日

《転載開始》

ぼくのかんがえたかにこうせん(習作)(綺麗画像)2016-2-19
ぼくのかんがえたかにこうせん(習作 - 第1バージョン)
画材:アクリル絵具・ケント紙(B5)
完成:2016年2月19日
発案:中学生の時(1986年頃)


「習作」に過ぎないのですが、
ずっと以前から形にしたいと思っていた作品が、
取り敢えずやっと形にできました。

諸々不満はあり、デザインその他諸々、
大幅に変わっていくとは思いますが、
これを足掛かりとして更に磨きをかけて行こうと思います。

私がこの作品のアイデアを思いついたのは、中学生の時です。


国語の副読本に、小林多喜二の『蟹工船』が出ていて、
内容はよく分からなかったのですが、
題名そのものに妙に惹かれてしまい、
SF的な「蟹型ロボット船」が漠然と頭に浮かんできました。


しかし、そんな船は元々実在しない上に、
私はアイデアが出ると言っても、
基本的には「概念」が浮かぶだけで、
具体的なデザインまでは浮かんできません。

なので、形にするまではとても苦労します。

今回の作品も、形にするまで30年掛かりました。

2008年頃には『蟹工船ブーム』というのが発生したため、
描くに描けませんでした。

流行に便乗していると勘違い、誤解をされたくなかったからです。

なので、その頃は、描きたくても描けなかったわけです。

ほとぼりが冷めた今だからこそ描けたという。

それにしても、もしもこんな船があったら、
浅瀬で座礁してしまっても、ロボットの足で脱出できるので、
いいなあとか思ったり・・・。

実は、この記事を上げた2月20日というのは、
小林多喜二の命日だそうです。
狙ったわけではなく、本当に偶然です。
恐ろしいですね・・・

念のため言っておきますが、私は「右」でも「左」でもありません。

が、自分の生まれ育った日本が好きに決まっています。

最近は「右翼 対 左翼」という単純な二項対立が、
ナンセンスに思えて来ているので、
そういう意味で「右」でも「左」でもないと言っているのです。






さて、このシリーズは『子どもの発想シリーズ』の一つなのですが、
どういうものなのかというと、「自分が子どもの頃に考えた、
思いついたアイデアを、可能な限り形にしようという試み」です。


今回の作品は、題名から勝手に妄想したものを形にしました。

よく、育児漫画ブログで、子どもが言葉の意味を履き違えて
それを笑いのネタにしていたりしますが、
要はそれに近い感じでしょうか。


『こどもの発想シリーズ』では他に何を描いているのか、
ご紹介します。


麗子プレスさる像 1981 1997(再版制作)
麗子プレスさる像(再制作版)
画材:油彩・キャンバスボード(F6)(初版:キャンバス F4)
制作:1997年(初版:1993~1994年)
発案:1981年(小学3年生の時)


過去の紹介記事
大塚聰のお蔵出し(7)パロディ作品集
2009年5月7日
大塚聰のお蔵出し(7)『パロディ作品集』の解説(その1:麗子プレスさる像)
2009年9月17日

私が、岸田劉生の『麗子像』に初めて出会ったのは、
麗子像の記念切手でした。

私は当時、切手蒐集の趣味があり、
伯母が色々と記念切手を買ってきてくれていました。

その中に、麗子像の記念切手があったのですが、
それを見た瞬間に、上の図が頭に浮かんできたのです。

私は、岸田麗子さんの実物の顔写真を見た事がありますが、
面長で顔立ちは整っているのです。

それを、あの様に、見た後もずっと頭から離れない様な姿に
夢に出てきそうな姿に変形させているのには驚きました。

でも、もし、麗子さんの顔を実際のものに忠実に描いていたら、
あれ程有名にはなっていなかった筈です。

実は『麗子プレスさる像』は2点描いております。

最初のは、1993~1994年頃に、F4のキャンバスに描きました。


グループ展『こたつ派展』(1997年) - ミヅマアートギャラリー
に出品したかったのですが、売れてしまった上に、
買ってくれた人の所在も分からなかったので、
仕方なく再制作しました。

その再制作版も、
現在はミヅマアートのオーナーの所有となっており、
私の手許にはありません。

再制作版よりも、初版の方の完成度が高いのですが、
残念ながら画像を撮っておりません。

アイデアが浮かんで来た年は、
麗子像の記念切手が発売された年なわけですが、
以前はいつ頃なのか全く憶えておらず、
最初は適当に「1983年?」「1984年?」と出していましたが、
ネット検索によって「1981年」である事が判明しました。

日本 > 近代美術シリーズ > 第11集 麗子像 - キッテコム(切手.COM)切手カタログ
近代美術シリーズ 第11集 麗子像(岸田劉生) 60円シート - ケネディ・スタンプ・クラブ





「子どもの発想シリーズ」は、
以前は「コンニャクゼリーシリーズ」と名付けていました。


理由は、私は子どもの頃、
ゼラチンと蒟蒻の食感が似ている事に気付いたからです。

他の皆も同じ事を思っている筈だと思って、
周囲の大人に言うのですが、同意を得られず、
「おかしいな」と、納得が行きませんでした。

通常、何か画期的なアイデアが出てくると、
「どうだい、凄いだろう!!」
と慢心するのかも知れませんが、私の場合は、
誰でも思いつきそうだなと、
皆も同じ事を考えている筈だと思ってしまいます。

一見「謙虚」に見えますが、そうではないのです。

その時の状況を忠実に再現したわけではありませんが、
漫画のネタにしました。

電熊(イナグマ)さんちの特殊事情(其之陸:子どもの発想力)
2014年10月10日
電熊さんちの特殊事情:其之陸 2014.10.10

発達障害を疑われている少年電太くんが主人公の漫画ですが、
私自身も幼少時、発達障害を疑われて検査を受けさせられました。

「蒟蒻とゼリーが似ている」という発想だけでなく、
東京生まれであるにも拘らず、
「心太に黒蜜を掛ける」アイデアも考えていました。

「餡蜜」や「密豆」は「寒天に黒蜜」ですから、
そこから転じてアイデアが浮かんできたのだと思います。

関西ではそれが普通の食べ方であるとは全く知りませんでした。

「胡麻豆腐」の存在は19歳の時に知りましたが、
見た瞬間に「プリンみたい」と思って、
やはり黒蜜を掛けるアイデアが出て来ました。

黒蜜きな粉胡麻豆腐 1991年 黒蜜きな粉湯葉 2004年
2007年9月28日

現在では、黒蜜を掛ける食べ方も普及している様ですが、
元々は、わさび醤油で食べるものです。

「コンニャクゼリーシリーズ」という名前を取り止めた理由は、
マンナンライフにご迷惑をかけたくないと思ったからです。






私は、「子どもの発想力」にとても注目しています。

児童画にもずっと以前から惹かれています。


子どもはバカにでいないですよ。

「子どもだから」とバカにしてはいけないと思います。

常識に囚われない発想力には感心させられるし、
一瞬アール・ブリュットにも見える児童画は魅力的だし、
彼らは大人をちゃんと観察しています。

真剣に(大袈裟かな?)、正面から向き合うべきだと思います。


最近も、小学6年生の女の子が、夏休みの自由研究で、
スチール缶とアルミ缶を自動的に分別するゴミ箱を発明し、
特許を取得したとかいうニュースがありました。

小6少女が特許取得 缶を自動分別するごみ箱 夏休みの自由研究きっかけに - 産経新聞

更に探してみると、10歳の女の子の発明品が、
犬の糞を拾う紙製のスコップを発明し、
年商1000万円以上とかいう話も。

小学生でも年商1000万円!人生を変えた特許のアイデア - Naver

住宅街の掲示板に貼ってあった餅つき大会のポスターに、
子どもが描いたと思われる、「餅」と「熊」を組み合わせた、
ゆるキャラマスコットの様なキャラクターが描かれていたのですが、
デザインがどうにも秀逸に感じで、記事にした事もあります。

もちグマくん(仮称)小学生がデザインしたと思われるゆるキャラが秀逸!!
2012年12月11日
モチグマくん(仮称)2012年

絵柄の雰囲気からして、
恐らくは小学生の女の子が描いたのかも知れません。

このイラストの凄い所は、
通常は、「妖怪ウォッチ」とかの既存のキャラを描く所を、
オリジナルのキャラをデザインして描いている所です。

モチっぽさも、クマっぽさも出ています。

でもこうして紹介してみると、皆女の子なんですね。
(憶測も含めて)

何だか、この記事を思いだしました。

オランダの女性たちが発見した奇跡のエネルギー生成 - In Deep





最後に、私自身は、
こんな先行き不透明な色々と問題を抱えた社会の、
直接の原因を作っているわけではありませんが、
私も、現代文明の利器で快適な生活を享受しているというのもあり、
大した行動をとっているわけでも無かった事で、
或る程度の責任は感じています。

未来を担う子ども達に申し訳が立たない様な事態は、
何としても避けたい所です。

色々と考えてはいるのですが、
考えるだけでなく、積極的に色々と動きたいですね。

最近の記事で「世の中に自分を役立てたい」と書いていましたが、
それがその理由です。

【漫画】二足歩行セイウチ 空飛べるペンギン…(絵随筆その6)
2016年2月5日

あと重要なのは、「世の中のため」というのは、
「自分のため」にも繋がります。

自分自身が生き辛くなる様な社会になって欲しくないから、
色々と動かなきゃ!!というわけです。

政治家に余り期待してもしょうがないという諦観というか・・・。


最近も、「台湾南部地震」の災害義援金を寄付するために、
白金台にある、台湾駐日経済文化代表処に行ってまいりました。


その上、更に義捐金に協力するために、完成したばかりの、
「ぼくのかんがえたかにこうせん」の販売もいたします。


以前お世話になった「美術闇市」による、販売した絵画の売り上げを、
台湾南部地震の災害義援金として寄付するという企画に、
私も参加させていただきました。

台湾南部地震災害義援金・アート特集 - 美術闇市 Art Black Market

まあ、売れないとは思いますが、
もし売れたら、100%寄付に回します。

とにかく、思いついた「良かれ」と思う事を、
これからも実行して行こうと思います。

それと、どんな世の中になっても、
子どもの持つ柔軟な発想力と、
「ワクワク好奇心」の心で生きて行こうと思います!!






【追記】
綺麗な画像に差し替え(2016年4月23日)


《転載終了》
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  1. 2016/02/20(土)|
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