こぐまのハウアス(24話) 熊好きもいいけど・・・

熊好きもいいけど…(第24話)こぐまのハウアス 2008.12.19

HOURS the Little Bear!
画材:製図ペン・アクリル・ケント紙(B5)
作画:2008年12月19日


《転載開始》
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10180319553.html

よいこのエセ童話
こっちの「えせどうわ」じゃないよ↓
えせどうわ行為について
えせどうわ行為で捕まって裁かれちゃった!!
よいこはマネしないでねッ!!

こぐまのハウアス
HOURS the Little Bear !


24話:熊好きもいいけど・・・

ハウアスのパパが新聞を読んでいます。
ハウアスの住む世界の新聞は、
人間の世界の出来事も記事にしたりします。
その中の或る記事を見て、パパがため息をついています。


パパ:ふうーッ!!

ハウアス:どうしたの、パパ?

パパ:人間の世界に住む熊が、人里に近づいたせいで、
射殺されてしまったんだよ。

ハウアス:えっ、何で?どうして殺されなきゃならなかったの?

パパ:大人の熊は人間よりも体が大きく腕力がある上に、
下手したら熊に出遭った人間が危害を蒙る危険性がある。
だから、人間の生命の安全を優先して、
射殺されてしまったわけだ。

ハウアス:麻酔銃で眠らせれば良かったのに。

パパ:どうしてそうしなかったのかはよく分からない。
熊に襲われて人間が亡くなった場合、
その人間を殺した熊の可能性が高いと見なされると、
制裁のつもりで射殺するといった事はあるようだ。

ハウアス:人間は自分勝手だよね。

パパ:自然破壊で熊の生活圏を狭めといて、
それで人里に近づいたからといって射殺するのは
勝手過ぎると言わざるを得ない。
人を殺した熊にしたって、
自分の生命が脅かされたと思ったからやったのかも知れないし。

ハウアス:ボクつくづくこう思うんだ。
「クマさん可愛い!!」「クマさん大好き!!」
とか言ってる一方で、
こういったリアルな話になると
事情が変わって、
「危険で怖い」「射殺」とか言う。
自分勝手な都合で扱い方を変えるよね。

勿論、「クマさん大好き」とか言ってる人と
「危険だから射殺」と言ってる人は
全くの別人なんだろうけどね。
もし同じ人がそうやってたら、
かなり分裂してる人だよね。


パパ:身内が熊に殺された遺族にとっては、
熊は憎らしい存在なのかも知れない。
「熊さん可愛い!!」なんて、
死んでも思う事が出来ないだろうね。
その気持ちも凄く分かる。
でも、それを乗り越え、
上手く人間と熊が何とかやって行かなければならない。
どちらの存在も、魔法で消せる訳ないからね。

ハウアス:その通りだね。 

パパ:人間よりも力の弱い動物は、
人間次第でどうにでもなるという辛い立場に立っている。
でも、丁度人間と熊では、立場が逆転してるわけだ。
かろうじて人間は「猟銃」という
「卑怯な」武器があるから優位に立ってるけど。

ハウアス:今一度立ち止まって、
その辺の事をよく考えて欲しいよね。

パパ:ところで、
「テディベア」って知ってるかい?

ハウアス:有名だよね。

パパ:その由来について説明しよう。
1902年の秋にセオドア・ルーズベルト大統領が
趣味の熊狩りに出かけたとき、
熊が一頭も仕留められなかった。

そこで、大統領の面目を保つ為に、
同行者が前もって用意された年老いた雌熊・・・、
一説によれば傷付いた小熊とも言われているが、
とにかく代わりにそれを撃ってはどうですか?
と提案したんだけど、大統領は、
繋がれた熊を撃つというなどという卑怯な真似は出来ない、
とそれを拒否したんだ。

その事が、同行した新聞記者によって新聞に掲載され、
大統領の通称である「テディ」と名付けた
熊のぬいぐるみを或る店が販売し、
それが人気になったということだ。
逸話は他にも幾つかあるが、これが有名らしい。

ハウアス:これって、美談なの?

パパ:そうらしいけど。

ハウアス:何かおかしくない?

パパ:我々熊の立場から考えたら、
「えっ?」と思うよな。

ハウアス:まず、
熊狩りなんかするなよ!!!!!
それから、
もし用意した熊を提案通りに射殺したら、
どうなってたんだろうね?
凄い血も涙も無い卑怯者の
鬼畜みたいに見られたのかな?
それとも、
「普通」って見られて
何も起こらなかったのかな?
誰もツッコミ入れなかったの?


パパ:当時のアメリカ人の感覚はどうだったか
よく分からないが、少なくとも、動物に対して
愛護する気持ちは余り無かったんじゃないかな?
だから、特別誰も変だとは思わなかったかも知れない。
白人の有色人種に対する差別意識が今よりも強く、
弱肉強食、侵略戦争が当たり前の時代だったしね。

ハウアス:その大統領って、
「いいことやった」とか思ってたのかな?
要はさ、罪の無い生き物を殺害するにしても、
卑怯な殺害の仕方が出来ないって言ってるだけじゃん。
卑怯もへったくれも無いと思うんだけど。
娯楽のために生き物を殺そうとしてたんだから、
良いか悪いかも無くて、完全に「悪」でしょ。

パパ:セオドア・ルーズベルトは、後に、
選挙戦にもテディベアをマスコットとして利用したようだ。

ハウアス:熊狩りした上に、
熊の縫いぐるみを選挙にまで利用しやがって!!
どんだけ熊を利用してんだよ!!

パパ:まあまあ、ハウッ、落ち着いて!!
そういった事を今更どうこう言っても始まらないよ。

ハウアス:逆に狩られる立場に立たなければ、
事の本質が理解出来ないのかも知れないね。
その立場に立った時点で、
「はっ!!狩猟自体が間違いだった!!」
と、やっと気付くんだろうね。



【画像・記事修正:2008.12.20】
【画像追加・記事加筆修正:2008.12.22】
「きょうは みんなで クマがりだ」追加
【記事修正:2008.12.23】
「ワシが『えせどうわ』の人じゃ!!」削除



保護者の方へ
狩猟に出掛けた先で
誤って息子を射殺してしまった親御さんに、
この似非童話を捧げます。


《転載終了》


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  1. 2013/08/30(金)|
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