【漫画】熊太君 老年編① 最終回は多分こんな感じになる

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12203704208.html
2016年9月26日

《転載開始》

熊太君 老年編① 2016-9-25.jpg
画材:製図ペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)
制作:2015年7月~2016年9月25日


《1コマ目》
熊太: ねえ
熊子: はいなんでしょう?


《2コマ目》
熊太: 熊子ちゃん!


《3コマ目》
熊子: あらいやだ いつぐらい振りかしら?
“ちゃん”付けで名前で呼ばれたの…


《4コマ目》
熊太: あのさあ せめて 2人っきりの時くらい
“熊子ちゃん”って 呼びたいんだよ
子どもの頃 若い頃の感覚でいたいんだ
でも勿論 嫌だというのなら 強制はしないヨ!


《5コマ目》
熊子: では 熊太くんっ!
熊太:そうそう ああ 懐かしい~!


《6コマ目》
熊太: ボクは結局 老齢になっても子どもなんだよ 好奇心旺盛だし
どうしてこの世界があって ボクらがいるの?とか
いくつになっても ワクワク心(ごころ)でいたいんだよ!


《7コマ目》
熊太: だけどいつかは必ず天に…
もし生まれ変わりがあるのなら 次に生まれた時も
やっぱり 熊子ちゃんと一緒になりたい
そして 今度こそ ボクの方から
熊子ちゃんに 愛を告白したい…
熊子: ステキ♡


《8コマ目》
熊太:熊子ちゃん 愛してるヨ♡
熊子:あたしもヨ♡ 熊太くんっ!

<了>






フィンランド・エストニア旅行直前だというのに、
漫画なんか更新しています。

前回の記事で予告した通り、
新作漫画記事を書かせていただきました。

実はこの漫画、鉛筆による下描きが昨年の7月に終了していまして、
1年以上経過してからやっと完成いたしました。

大人編第1作目を昨年の7月に描き、そのノリで、
その月の内に大人編第2作目のペン入れから、
今回の老年編第1作目の下描きまで完了していたのですが、
他にもやる事が多々あったり、
大人編第2作目の仕上げにてこずったため、完成が遅れました。






老年編を描いていて、自分でも驚いたのは、
熊太くんの性格が、妙に積極的でハキハキしていること。

熊太くんの子どもの頃や若い頃は、ナヨっとしていて消極的でした。

老齢に至るまでに、一体どの様な心境の変化があったのか?

まあ、色々と社会経験を積んで、立派になったのでしょう。

でも、よい意味での子どもっぽさ純粋さは失っていません。

よい歳の取り方をしたのかも知れません。

しかし、7コマ目では、熊太くんはポエマーっぽくなっており、
キャラに似合わなすぎの感は否めません。

それから、少女時代や若い頃は、
熊太くん好き好き状態の熊子ちゃんでしたが、
老齢に至ると、落ち着き払っており、気品すら漂っています。

これも、自分で描いていて驚きました。

私は漫画を描く時、キャラクターには基本設定を与えるだけで、
あとは自由に動くに任せます。

作者が能動的に動かそうとは基本していません。

頭の中でキャラが動くとおりを模写している感じです。






最後のコマの謎めいた終わり方も、我ながら気に入っています。
(「あしたのジョー」の最終コマには遠く及びませんが…)

この老夫婦の心の中を視覚的に現しているのか?

それとも、来世での光景なのか?

私も敢えてそこははっきりとは言いません。

読者の想像に任せた方が良いと思うからです。





老年編を描こうと思った理由…。

元は、熊太くんとは別系統の恋愛漫画アレックスとエリアで、
「大人編」の他「老年編」も描こうと思っていたというのはありますが、
熊太くんでも老年編を描こうとしていたのか迄は、
よく憶えていません。

もしかしたら、
アレックスとエリアで老年編を描こうと思った事が切っ掛けで、
熊太くんの老年編も描こうと思いついたのかも知れません。

私が十代の頃に熊太くんを描いていたのは、
汚い大人を遠回しに象徴的に描くのが目的でしたが、
20年以上前に描こうと思いながらも結局描かなかった大人編を、
今頃描こうと思った切っ掛けは、児童虐待やら貧困母子家庭やら、
そういったニュースを聞くたびに、
自分の事の様に胸が張り裂けそうになり、
その心の辛さを払拭させるために、
真面目で優しく決して浮気をしない男、
熊太くんの幸せな家庭を描こうと思ったのです。

そして、老年編を描いた目的は、夫婦というものは、
老境に達しても尚、ラブラブであり続けるのであろうか?
という問いかけのつもりです。

夫婦は、お互い空気の様な存在(いて当たり前)になると言いますけど、
多分人それぞれであると思いますので、
老年ラブラブ夫婦もいるのではないかと思っています。

それから、家庭内暴力とか、
夫婦間で命を奪う事件とかってありますけど、
元々はとても愛し合った仲なのにどうしてそうなるのかが、
私には全然分からないんですね。

単に顔がタイプだから、趣味も性格も合わないのに、
無理矢理相手に合わせて、
結婚して子どもが出来たら本性を現すとかって、
私から見れば“結婚詐欺”にしか思えないんですが、
そういうのも理由としてあるのでしょうね、多分。

まあ、他人の家庭についてウダウダ言った所で、
どうしようも無いんですけどね。

いずれにしても、その事で、
子どもが不幸な目に遭って欲しく無いですね。

他人の子どもであろうと、
不幸で悲惨な目に遭っている子どもの話を見ると(聞くと)、
凄い辛くなりますので。






最後に、私が愛読している真実追及系人気ブログ
In deepさんの最近の記事で、こんなのがあります↓


今の時代の「性」が世に伝えているもの

経験していない人が増えているのに、
何故か性感染症患者も増えているのは何故?
と問いかけしていますが、私は最初、
遊んでいる人は複数人と経験するけど、
経験の無い人はとことん経験が無いという、
極端に二分化されているだけなのでは?と思っていましたが、
2015年になってから突然に性感染症が増えた原因については、
私にも分からないですね。

まあでも、こんな時代だからこそ、
熊太くんの出番なのかも知れません。

熊太くんみたいに“一穴主義”を守っていれば、
性感染症なんか増えない筈ですので。






◎キャラクター紹介
・熊太お爺ちゃん
本編の主人公。
5人の息子に恵まれ、数多くの孫に囲まれて、
幸せの隠居生活を送る。

子どもの頃や若い頃は、ナヨナヨしていて消極的だったが、
老齢に至る現在、子どもの好奇心と積極性に溢れる様になる。
孫たちや近所の子どもたちから慕われ一緒に遊ぶことが多い。

一人称は、幼少時から老年期に至るまでずっと「ボク」。


・熊子お婆ちゃん
熊太の妻。

子どもの頃や若い頃は、前向きな積極的行動派であり、
熊太くん一途の好き好き状態であったが、
老齢に至る現在は落ち着き払っており、
気品すら感じさせる老婦人である。

熊太くんへの愛は不変である。






「コメント」返しや「いいね」返し、
「読者登録」返しなどは、
10月以降となりますので、
よろしくお願いいたします!!

それでは、旅行に行って参ります!!

旅行記をお楽しみに…!!


《転載終了》
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  1. 2016/09/26(月)|
  2. ┌ 熊太くん

【漫画】熊太君 大人編② その程度で父親失格なんて云ってたら

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12182320047.html
2016年7月20日

《転載開始》

熊太君 大人編② 2016-4-8.jpg
画材:製図ペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)
制作:2015年7月~2016年4月8日


<1コマ目>
熊太くんは 休日になると 息子の熊之進を公園へ連れていく
熊太 : 進(しん)ちょっと待って!
熊之進 : パパ早く早く~!!


<2コマ目>
熊与のママ : あら 進ちゃんトコのお父さん


<3コマ目>
熊太 : あっどうも 熊与ちゃんのお母さん 犬山さん お久しぶりです
犬山 : こんにちは


<4コマ目>
熊之進 : 熊与ちゃん 一緒に遊ぼ♡
熊与 : うん♡
熊与のママ : 気をつけるのよ


<5コマ目>
熊与のママ : おたくの進ちゃんったら 元気溌溂としてて
見ていて頼もしいですわ
熊太 : いえいえ 皆様にご迷惑かけてないか 逆に心配です
でもボク 息子を叱らなくちゃならない時でも どうしても叱れないんです
やんわり注意する位しか・・・・・


<6コマ目>
熊太 : ボク 父親失格ですよね 子を叱るのはママの役目になってます
熊与のママ : 父と母の役割が逆になってるのね
別にいいじゃないですか 色んなタイプの家庭があって


<7コマ目>
うさぎの子 : あ~っ 癒しパパだァ!!


<8コマ目>
熊太 : あ~また 家に帰るの遅くなっちゃうよ
それにしても 何でボク こんなに子供に好かれるんだろ?
トラの子 : あそぼー
熊太くんは 公園界隈では“癒しパパ”と呼ばれ 子どもたちに大人気だ






この作品は、1年前にはペン入れを終え、
色付けを途中までやっていました。

しかし、色付けが完成したのが、今年の4月です。

つまり、3ヶ月以上も前には完成していたのですが、
どうして、すぐに公開するのを躊躇っていたのかというと、
私がこの漫画を描いた理由が、気が重くなる様なものだからです。

私が十代後半頃に描いていた漫画が元ですが、
その時は、熊太くんは少年でした。

その元の漫画を描き始めた理由というのが、
一言で言えば、“汚い大人”に対する憤りだったりして、
それを遠まわしに象徴的に皮肉った内容でした。

「大人の建前」とか「大人の事情」とかに対する、
「裏では色々とやってるんだろう?」的な怒りというか。

ろくでなし子さんの世間の偏見に対する怒りにも近いというか。

ざっくり言えば、「かってにシロクマ」に割りと近いと思いますし、
「ラブリンモンロー」を物凄く穏健にした様な内容でもあります。
(時期的に「ラブリンモンロー」登場の少し前です)

「クレヨンしんちゃん」を先取りした様な要素もあると思います。

具体的には、第1話の記事で説明しています。

【漫画】熊太君 大人編① ダメ男なりにガンバルッ!!
2015年7月8日

「ピーターパン症候群」というのかどうかは分かりませんが、
自分は、“汚い大人” にはなりたくないと思いました。

その事で、誤解もよくされましたっけ。

“中二病” をこじらせていたのかなとも思ったのですが、
私は自分を実際よりも良く見せようとはせず、
逆に悪く見せようとしていたので、
その場合も “中二病” と言えるのですかね?

21歳頃には、熊太くんの “大人編” を思いついたものの、
結局手を付ける事はありませんでした。


それが何故、今頃になって “大人編” を描こうと思い立ったのかというと、
最近よく、児童虐待の話やら、産み捨てられた赤子の事件やら、
生まれたばかりの赤子を実の親が虐待して命を奪う事件やら、
子どもが不幸な目に遭う事件を目にするからです。

そのニュースを見るたびに、心が締め付けられる様に苦しくなります。

他人事なのに、子どもが辛い目に遭う事件を知ると、
自分の事の様に辛い気分に陥ります。

その辛さを、如何にして払拭しようかと思いめぐらした時、
「そういえば、十代の頃に描いていた漫画『熊太くん』の “大人編” を、
構想していながら結局描かなかったな」という事を思い出し、
その漫画を描く事で、溜飲を下げるというか、
辛さが軽減されると思ったからです。






子どもが欲しくてたまらないのに子どもが授からず苦しむ夫婦もいれば、
親になる資格の無い様な人が何故子ども作るの?
みたいな話もあったりして、この世は何故?と疑問だらけです。

幼児を誘拐して連れまわすとかも、意味が分かりません。

たまたま、ガールズトークのサイトを目にしたのですが、
浮気がどうのとか、不倫がどうのとか、
汚い大人のドロドロしたものが凝縮されている感じで、
読んでいて、物凄い気持ちが悪くなりました。

児童虐待する親にも言い分はあるのでしょうけれど、
自分とは違う一個の人格で、思うとおりにしてくれるとは限らない。
いう事を聞いてくれなかったり、毎晩夜泣きもある事でしょう。

子育てにはそれなりの心構えが必要なのだなというのは、
“他称奇人変人” の私ですら思っています。

祖父や祖母がいれば、子育ての経験者なので、
色々とアドバイスしてくれるのでしょうけれど、
核家族はその意味でも大変ですね。






熊太くんは、「決して浮気をしない男」という設定にしています。

「男は皆浮気するもの」という言葉を目にした、
耳にした方はおられるかと思います。

でも、一部の男だけを見て、全てがそうであると決め付けるのは、
如何なものでしょうか?

その事に対する憤りで、そういう設定にしたというのもあります。

「草食系男子」という言葉が生まれる20年以上も昔に、
草食系男子としての熊太くんを描いていましたしね。






・・・と、愚痴のオンパレードになってしまいました。

すいません。

私がココでグダグダ文句を言ったところで、
所詮は他人事でどうにもならないですし、
「自分のした事が自分に還ってくる」
と皆さんが意識して生きる様にすれば、
この世の不幸の大半は生まれないのではないかと、
単純に思った次第です。

取り敢えず、児童養護施設の慰問でもしたいですね。

養護施設の子どもたちは、世を、
親を恨んだりしているのかも知れませんが、
そんな子どもたちが、健全な精神で立派に成長するために、
何かお手伝いできる事はないか?と思っております。

私も、ADHDの症状のせいで、世を人間を憎んだ経験がありますので。

でも今は既に立ち直っており、過去の事で誰かを恨んでいるとか、
憎んでいるとか、そういう事はもうありません。

私自身にも原因があった様で、反省もしています。

色々と人生勉強になったなと思っております。

思い遣りと感謝の気持ちで生きる事が大切だなあと思いました。

因みに、最後のコマの、熊太くんが、
「どういうわけか子どもに好かれる」
という設定は、私自身がモデルです。

私は元々、子どもの事が好きでも嫌いでもなく、
その存在に対して特に意識はしていなかったのですが、
若い頃、ADHDのせいなのか?人からよく誤解され、
「エンガチョ」される事がよくあり、その事でよく傷ついていました。

しかし或る時、私が子どもに懐かれるという事が分かりました。

見ず知らずの子どもが、喜びながら絡んでくるとか、
そういった様なことが幾つもあったので。

なので、子ども好きになったわけですが、勘違いされたくないのは、
ロリには全く興味が無いということです。
そういう方向性に走っているわけではありません。

「子どもはちゃんと分かってくれている、見抜いてくれている」
という感謝の気持ちからです。

保父さんにでもなれそうですが、まだなったことがありません。






○キャラクター紹介○
・熊太くん
本編の主人公。
妻である熊子ちゃん(後述)とは幼馴染み。
普段は優しすぎる性格のため、控え目で消極的なところがあるが、
いざとなったら積極的に動ける芯の強さを持っている。
見た目ナヨっとしているが、父親譲りの精力絶倫である。
しかし、決して浮気はしない。
というか、熊子ちゃんがもしいなかったら、
結婚できていたかどうかも怪しい。
自分が親になったという自覚が中々芽生えずその事で悩むが、
一生懸命人(熊)の親たらんと頑張ろうとする。


・熊子ちゃん
熊太くんの妻。
熊太くんとは幼馴染みだが、幼少時から熊太くんの事が好きで、
積極的にアタックしまくる。
熊太くんとは違ってしっかりとした性格の、良妻賢母である。
熊太くんが、決して自分を裏切らず、心優しく、
一見気弱で頼りなさそうに見えるけど、
実は芯の強い男である事を見抜いているので、
安定した家庭生活を望む熊子ちゃんにとって、
熊太くんはまさに理想的な男性であった。


・熊之進(くまのしん)
熊太くんと熊子ちゃんとの間に生まれた長男。
父親である熊太くんとは違って、かなりマセており、
性格は祖父譲りである。
幼稚園初日で熊与ちゃん(後述)と出会い、一目惚れして声を掛け、
仲良くなる。


・熊与ちゃん
熊美さん(後述)の娘。
幼稚園初日に熊之進に声を掛けられ、仲良くなるが、
未だ幼いので、恋愛感情には目覚めておらず、
“親友” という意識に留まっている。


・熊美さん(熊与ちゃんのママ)
美人(美熊)で性格も良いと評判のママ。
夫は、実は、熊太くんの前回の記事に登場するキャラクターですが、
まあ、あの熊しかいないので誰なのか簡単に分かると思います。


・犬山さん
熊美とはママ友であり、熊太くんとも公園でよく会い、親しくなる。
幼い長男を抱えている。


《転載終了》
  1. 2016/07/20(水)|
  2. ┌ 熊太くん

【漫画】熊太君 大人編① ダメ男なりにガンバルッ!!

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12047741061.html
2015年7月8日公開
《転載開始》


熊太君 大人編① ダメ男なりにガンバルッ!! 2015.7.7

画材:製図ペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)
原案:1993年頃?
完成:2015年7月7日


《1コマ目》
<熊太>
う~ん カワイイ~♡

ボクの息子♡

《2コマ目》
<熊太>
でも ボクに子供がいるなんて
未だ 実感が湧かないなァ~

ボク自身
まだ 子供って感覚が抜けてないし・・・・・

《3コマ目》
<熊太>
だけど 其んな事言ってらんないんだっ!!
家族の幸せのために ボクは頑張るんだっ!!

《4コマ目》
<熊子>
どの親も 最初は皆
そういう思いを抱くんじゃないかしら?

<熊太>
そうかなあ?

《5コマ目》
<熊太>
それはそうと
ボクの事愛してくれて
本当に有難う!!

だって 熊子ちゃんがいなかったら
ボクは一生 女に縁なんか無かった訳だから!!

《6コマ目》
<熊太>
ねえねえ そもそも
どうしてこんな フニャーッとした男なんかを
好きになったりしたの?

《7コマ目》
<熊子>
あたしにとっては
強くて逞しい男かどうかよりも
優しくて決して裏切らない誠実な男かどうかが重要なの

あなたは まさに その理想形だったわけ
もし頼りない所があっても
あたしがその分カバーしてあげるし

《8コマ目》
<熊太>
ボッ ボクッ

ダメ男だけど・・・・・
ダメ男なりに
熊子ちゃんをずっと 幸せにしてあげるからねっ!!

《終了》





実はこの漫画、
10代後半から20代初頭にかけて描いていた漫画の続編です。

元々、主人公の熊太くんは子どもとして描いていたのですが、
「大人編」というのを初めて形にしてみました。

この「大人編」のアイデアというのも、
少なくとも私が熊太くんを描かなくなる1993年頃までには
頭の中にありました。

もしかしたら、大人編のアイデアは、
高校生の頃に既に頭に浮かんでいたのかも知れませんが、
今となっては忘れていて分かりません。





●熊太君誕生の経緯●
子どもの頃、
「性→いやらしい」
といった世間に漠然と漂っている風潮を真に受けてしまっていたため、
「性→してはいけないもの」と思い込んでおり、
中学生の時に性教育を受けた時に、
実はそうではない事を知って激しい精神的ショックを受け、
頭の中が真っ白になってしまいました。

そして、世間の偽善や建前を激しく嫌悪する様になりました。

誰が悪いというわけでも無いので、
この激しい怒りをどこにどうぶつけようかと思って思いついたのが、
「可愛い動物キャラクターがエログロな事をしている漫画」
のアイデアでした。

そうやって生まれた作品の一つが『熊太君』なわけです。

この「ミスマッチ」の手法は、
後に純粋に面白い表現方法だと思って気に入り、
某ブランドの土方作業着」や「怪獣山水画」等に応用されました。

専門用語で言う「デペイズマン」(dépaysement, 異郷送り)の様です。
(私がこの言葉を知ったのは30歳を越えてからですけどね)

話を戻しますが、イメージとしては、
『ラブリンモンロー』(ジョージ秋山)
に近い様な描写が頭の中にありましたが、
この漫画が登場する少し前の事なので、
シンクロニシティだなあと思いました。

『熊太君』では主にどんな内容を描いていたのかというと、
両親が夜の営みをしている時に熊太くんに目撃され、さあどうする!?とか、

熊太くんの父ちゃんが性的に下品な発言をするものの、
熊太くんは目覚めていないためその意味が分からず困惑するとか、
そんな感じです。

描写も、決してグロくはなく、むしろほのぼのした感じだと思います。

とは言うものの、アメーバの運営者に削除される危険性があるので、
問題の描写は出せません。

当時、相原コージの漫画がブームで、私も大ファンでした(今もですけど)。

彼の代表作の一つに『かってにシロクマ』があるのですが、
その漫画からの影響はあったかも知れませんし、
無かったかも知れません(今となっては分かりません)。

知り合いの美術家、会田誠さんの話によれば、
可愛いとエログロの組み合わせは、
当時既に外国人作家によって作られているそうですが、
いまだにその人が誰なのか分かりません。





●熊子ちゃん登場の経緯●
熊子ちゃんが初登場した時、
特に熊子ちゃんが熊太くんにベタベタしているという描写はなく、
むしろ逆に熊太くんが照れて恥らっている描写を描いたのですが、
後に、恋愛感情に目覚めていない熊太くんと、
熊太くんが好きでたまらない熊子ちゃんとの間の、
感覚のすれ違いを描く事の面白さを見出し、
そういう設定にしました。



熊太君 意味不明の卷 1993.9.5

熊太君 意味不明の卷
画材:製図ペン・ケント紙(B5)
作画:1993年9月5日


《1コマ目》
<熊太くん>
君が僕の事を大好きなのは解る
僕も君が大好きだ だけど・・・

何で此んなにベタベタとくっついてくるんだろう?

《2コマ目》
<父ちゃん>
いよっ お熱いご両人!!

<熊太>
と 父ちゃん

<熊子>
あっ 此れはこれは
熊太くんのお父様であり
将来の私の義理のお父様にもなられるお方

《3コマ目》
<父ちゃん>
く~っ
良い事云って呉れるねえ
将来の義理の娘 こと 熊子ちゃん!

《4コマ目》
<熊太>
えっ なっ 何で僕の父ちゃんが
熊子ちゃんの父ちゃんになっちゃう訳?

<熊子>
私達将来結婚した時
お互い親戚同士になっちゃうので
熊太君のお父様は
私の義理のお父様という事にもなっちゃう訳

《以下続く・・・》

(※原文は「同志」ですが、間違いなので「同士」に書き直しました)

この後、父ちゃんの下品な発言&仕草の場面があるので、割愛。

熊子ちゃんは父ちゃんの発言に違和感を感じるわけでもなく、
自然に合わせているが、熊太くんは訳が分からず混乱している、
面白い場面なのですが・・・。



熊太君 謎の解明の卷 1993.9.21

熊太君 謎の解明の卷
画材:カブラペン・製図用インク・ケント紙(B5)
作画:1993年9月21日


感受性が強く、好奇心旺盛な子どもであれば、
誰でも疑問に思った事のはず!!

薬局の片隅にある小さな自動販売機が、
小2の頃から気になって仕方がありませんでした。

パッケージの雰囲気からして、外国の煙草か、
外国のチョコレートだと思っていました。

小5の時、その謎を解明すべく、
同級生の子ども達と一緒にお金を出し合って、
思い切って買ってみました。

つまりこの漫画は、一部私の実体験に基づいています。

最後のコマでの父ちゃんの「駄菓子屋」発言は、
駄菓子屋で売られている「水玉風船」の事を言っています。

どういう事かというと、
「明るい家族計画」を買った私を含む当時小学5年生の子供たちは、
近所の神社に据え付けてある蛇口に「それ」を括り付け、
中に水を入れて遊んだわけです。

つまり、どうせ水を入れて遊ぶのなら、
駄菓子屋で売られている水玉風船を買えば良いのに、
という意味の事を、父ちゃんに言わせたわけです。



熊太君 熊吉君の告白の卷 1993.9.13

熊太君 熊吉君の告白の卷
画材:カブラペン・製図用インク・ケント紙(B5)
作画:1993年9月13日


モテキャラ、熊吉くん登場の回。
(詳細は、最後の方の文章参照)

取り敢えず、主要なキャラはこれで全部出揃ったかな?

内容が内容だけに、厳選するのに苦労しました。

特に初期(1988年頃)のものは、
内容が露骨過ぎて確実に出せません!!





●頑張る真面目なダメ男 熊太くん●
熊太くんを見ていると、「草食系男子」という言葉を思い出します。

つまり、「草食系男子」という言葉が登場するずっと以前に、
「草食系男子」を主人公にした漫画を描いていた事になります。

とは言っても、「草食系男子」を礼賛するつもりはありません。

因みに、「だめんず」とは全然違います。

腐臭漂う「ダメの沼」に好んでもぐり込んで行こうとするのが
「だめんず」であって、その「だめんず」に栄養を与えているのが
「だめんず・うぉ~か~」でしょう(この解釈で合ってますか?)。

熊太くんは、自分が「ダメ男」である事を自覚しているが故に、
人(熊)一倍努力しようとする「真面目なダメ男」、つまり、
「のび太くん」なわけです!!

自分が「ダメ男」であると自覚しているため、
驕り高ぶる事が無い。

また「ダメ男」であると言う自覚が、卑屈になるどころか、
逆に自分を高めようとする切っ掛けともなっている。

「ダメ男」と自覚していても、
往々にして思い込みの勘違いである可能性もあり、
改善の見込みもある。

私自身も、幼少の頃、
発達障害を疑われて検査を受けさせられた経験があり、
20代の頃も、人間関係を上手く築けない苦しみに苛まれました。
私も「ダメ人間」であったわけです!!

「ダメ男」という表現がマズいと思ったら、「未熟者」と言った方が、
成長する余地があるという表現なので適切かも知れません。





●キャラクター紹介●
◇熊太くん(少年時代)◇
本編の主人公
おっとりしていて純朴で、とても優しい小熊

熊子ちゃんにとっても愛されているが、
恋愛感情に目覚めていないため、
ベタベタされる理由が分からない。

父ちゃんの発する猥褻な下品発言&下品しぐさ(後述)も、
やはり目覚めていないが故にその内容が理解できず、混乱する。

恋愛感情に遅く目覚めてからは、熊子ちゃんと深く愛し合う。



◇熊太くん(大人編)◇
大学卒業後、熊子ちゃんと結婚、熊之進(長男)をもうける。

熊太くんは、その控えめで消極的な性格のせいか、
父親らしく振舞えるかどうか心配しているが、一生懸命頑張ろうとする。

また、自分は女にモテないと思い込んでおり、
もし熊子ちゃんがいなければ、
自分は一生独身であったに違いないと思い込んでいる。

しかし実は、熊太くんは、優しさと誠実さが評判であり、
また、母性本能をくすぐる所もあって、本当はモテキャラである。
しかし、熊太くん本人はその事に全く気付いていない。

夜の生活については、その控えめな性格とは裏腹に、
精力絶倫で床上手(父親から生まれながらにして受け継ぐ)の上、
サービス精神にも溢れているため、
妻(熊子ちゃん)を大いに満足させており、
その事で、消極的な性格も改善されつつあるようであり、
自信を付けつつある、

全く遊ばず、仕事が終了したら真っ直ぐ家に帰る。
そもそも、大人の遊びには全く興味が無い。

「浮気」や「不倫」については、
その言葉を聞いただけで吐き気を催す位に嫌悪感を抱いている。

風俗の店や歓楽街が大の苦手であり、
以前、会社の同僚に歌舞伎町に連れられた時、
頭痛とめまい、吐き気に終始襲われており、トラウマとなっている。

酒は自分からは進んで飲まないが、酒には強い方である。
煙草は嗜まない。

分をわきまえた堅実主義者であるため、
借金をしない上に、ギャンブルにも手を出さない。



◇熊子ちゃん(少女時代)◇
熊太くんの幼馴染み
熊太くんが好きでたまらない熊の女の子

熊太くんの素っ気無い態度にもめげず、
健気に熊太くんを愛する。

熊太くんにいつも寄り添っているが、
熊太くんが控え目な性格のため、
何か一緒に行動する時は、必然的に、
熊子ちゃんがいつもリードしている感じ。



◇熊子ちゃん(大人編)◇
大学卒業後、熊太くんと結婚、熊之進(長男)をもうける。

控え目な夫(熊太くん)とは対照的に、積極的に発言し行動する性格。

一見、熊太くんを盲目的に愛している様に見えるが、
熊子ちゃんが男に求めているのは、
優しさと、決して裏切らない誠実さであり、
少女時代から熊太くんにそれを無意識的に見出していた、
実は、勘の鋭い、非常によくできた女性なのであった。

熊太くんの、いざとなったら一生懸命真面目に頑張るところも、
よく見ていたのである。

夫に頼りない所があっても、
その分自分が補ってやろうとする位の広い度量の持ち主である。

夫が控え目な性格のため、
必然的に熊子ちゃんが積極的に動かざるを得ない事が多いが、
夫を深く愛しているため、尻に敷く事もない。

夫の事を、本当はもっと出来る筈なのに、
自己評価を低くする事で自分自身を抑え付けていると見ていて、
彼にもっと自信を持つ様に励ましている。



◇熊之進(くまのしん)◇
熊太くんと熊子ちゃんとの間に生まれた息子(長男)。

後に、祖父(熊太くんの父)譲りの明るく朗らかな少年として成長するが、
下品な発言をする性癖も祖父から受け継いでしまってかなりマセており、
その事で両親を戸惑わせる。



◇父ちゃん◇
熊太くんの父

豪放磊落であっけらかん、そして心優しい。

所が残念な事に、「猥褻な発言&猥褻なしぐさ」をする性癖があり、
その事で周囲を戸惑わせる。

熊太くんに対しても臆する事無く発するが、
未だ目覚めていないため、
熊太くんは只ひたすら訳が分からないと困惑する。

精力絶倫で床上手だが、
息子の熊太くんにもその能力が受け継がれた。



◇母ちゃん◇
熊太くんの母

楽天的な性格をしており、広い愛で熊太くんを包み込んでいるが、
時折厳しい面も見せる。

夫を深く愛しているが、
彼の猥褻発言&猥褻しぐさの性癖には嫌悪感を抱いており、
それさえなければ、と思っている。



◇熊吉(くまよし)◇
眉目秀麗(ハンサム)な上、頭脳明晰で運動神経抜群のモテ熊。

本命は熊子ちゃんであるが、
熊子ちゃんは熊吉のことをカッコいいとは思っているものの、
熊吉の遊び人(遊び熊)な所を好きになれず、あくまで友達でいようとし、
熊子ちゃん自身はあくまで熊太くんを恋人(恋熊)として選んでいる。

熊吉はその事で熊太くんの事を勝手にライバル視しているが、
恋愛感情に目覚めていない熊太くんは、その事に全く気付かない。

熊太くんは熊太くんで、「熊吉くんには敵わないよ」などと謙遜し、
彼を持ち上げる発言をする。

当初は「くまきち」と呼んでいましたが、
ブラッディマリーさんの「くまよしの方がカッコいい」という提案を受け入れ、
「くまよし」に変更しました。

《転載終了》
  1. 2015/07/08(水)|
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